世界の大型IPOランキング~歴代

世界のIPO(新規上場)の歴代ランキングです。上場時の時価総額が大きい順に順位をつけました。1位は2014年の中国のネットショッピングの「アリババ」(阿里巴巴集団)です。2位は中国農業銀行、3位は中国工商銀行です。日本からは1998年に上場したNTTドコモが6位に入りました。スナップアップ投資顧問や米調査会社ディールロジックの資料を基に作成しました。

■ IPOランキング(世界)
順位 企業名
(国・地域)
上場時期 時価総額(初値ベース)
アリババ
(中国)
2014年 250億ドル
中国農業銀行
(中国)
2010年 221億ドル
中国工商銀行
(中国)
2006年 219億ドル
AIA
(香港)
2010年 204億ドル
ビザ
(アメリカ)
2008年 196億ドル
NTTドコモ
(日本)
1998年 183億ドル
ゼネラル・モーターズ(GM)
(アメリカ)
2010年 181億ドル
ENEL
(イタリア)
1999年 174億ドル
フェイスブック
(米)
2012年 160億ドル
10 NTT
(日本)
1986年 136億ドル
11 ドイツテレコム
(ドイツ)
1996年 130億ドル

※調達額は単位億ドル。アリババは追加発行が実施された場合の最大の金額。カッコ内は追加発行がない場合。同社以外は調査会社ディールロジック調べ。GMは再上場時の数字。



成長企業の見分け方

成長企業を上手に見分けることができれば、株式投資の成功の確率は高まるでしょう。成長企業を見きわめるためには、なぜ企業が成長しているのかという視点から整理することが大切ではないでしょうか。

成長戦略と競争戦略

成長企業の見分け方には、大別すると2つあると言われます。一つは「成長戦略」で、もう一つは「競争戦略」です。成長戦略とは、新しい製品やサービスを提供して、新しい市場を開拓しながら成長していく戦略です。

一方の競争戦略とは、競争相手である他社に打ち勝つことで成長していく戦略のことです。競争は、今後の大きな伸びが期待できそうにないすでに成熟している市場はもちろん、いまなお拡大しつつある市場でも十分にあり得ます。競合他社に勝つためには競争戦略が必要です。

成長の5つの要素

ではまず、成長戦略からです。現在の成長戦略を考える際の、新しい市場を開拓する要因は五つあると考えます。それは、

  • (1)技術革新
  • (2)新サービス
  • (3)地域拡大
  • (4)必ず起こること
  • (5)生命

です。

技術革新

技術革新とは、たとえば、今日のエレクトロニクス分野の飛躍的発展を可能にしたトランジスタや半導体(集積回路)の開発のようなことです。トランジスタや半導体が開発されたことで、電話、ラジオ、テレビ、ビデオ、コンピュータなどの普及が可能となりました。そして、そういった製品を次々と世に出した企業は長きにわたって成長することができたのです。当然、これからも技術革新は続き、その新しい技術をビジネス化できる企業を見つければいいのです。

新サービス

新サービスとは、小売業界での24時間営業のコンビニエンス・ストアや運送業界における宅配便のような新しいサービスのことです。こういった新サービスは、私たちの生活を大変便利にしましたし、サービスを提供した企業も大きな成長を遂げました。

地域拡大

地域拡大とは、製品やサービスを提供する地域を拡大すること、具体的には、限定された地域でしかやっていなかったことを全国展開、海外展開へと地域をどんどん拡げていくことです。販売網を拡大することで成長するわけです。

必ず起こること

必ず起こることとは、避けることのできない、将来必ず起こることがわかっていること、たとえば、高齢化社会の到来や地球環境問題のようなことです。高齢化が進むことで生じる問題や環境汚染の問題は、放っておけばいずれ深刻なことになります。ですから、介護やバリアフリーに対応する、あるいは環境汚染に対処しようとする事業を行なうことで成長が見込める企業を探すのです。

生命

生命とは、これからまさに中心的なテーマとなるであろう生命、特に遺伝子に関わることです。遺伝子の解明が進めば、病気を生じさせる遺伝子を見つけて、従来は効果的な治療法がなかった難病を治療することも可能になります。そういった研究をしている、遺伝子情報から治療薬を開発しているような企業を探せばいいのです。

競争戦略とは

次は、競争戦略です。厳しい競争に勝つために最も要求されるものはスピードであると考えます。今日のように変化の激しい状況下では、いかに迅速に意思決定をして適切な行動がとれるかどうかが重要になってきます。将来的な事業見通しをある程度立てることができた時代から、不確実性や不連続性の高まる現在のような時代になると従来以上にスピードが求められるのです。

スピードが重要

スピードを出すためには、自社内の経営資源だけでなく、他社をも巻き込んだ展開もあり得ます。また、スピードがあれば、創業して間もない企業が歴史ある大企業を飲み込むことも可能な時代になってきました。時間そのものが競争力を決める経営資源になったと言えます。

競争戦略においては、スピードは非常に重要な要因であり、スピードある適切な行動のとれる企業を探せばいいのです。